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Toshiaki Iba, Cheryl L. Maier, Tomoki Tanigawa and Jerrold H. LevySci Rep. 2023;13:22502.
利益相反: 本論文の著者1名は一般社団法人日本血液製剤機構の職員であり、著者1名は同機構のアドバイザリーボードに参加している。
「禁忌」「安全性」等につきましては、電子化された添付文書およびDI頁をご参照ください。
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監修者コメント
本研究では、AT活性値70%以下でAT製剤が投与された敗血症性DIC患者のデータを用いて、28日死亡の予測モデルを作成することを試みた。過去の研究では、AT活性が50%以下に低下するとトロンビン生成が亢進するため1)、敗血症性DIC患者で死亡率が上昇することが報告されている2)。本研究においてもAT活性が47%以下であった場合には死亡率が高く、既報の結果と概ね一致していた。しかし、投与前AT活性のみでの28日死亡の予測能は十分に高いとは言えず、他の因子と組み合わせて精度を向上させる必要があると考えられた。そのため28日累積死亡の増加と関連する他の因子を検討したところ、投与前SOFAスコアが12以上の場合、肺炎/皮膚・軟部組織感染症である場合、75歳以上の男性である場合であることが特定され、AT活性値47%以下を加えて4つの因子による決定木を作成した。その結果、この決定木により死亡リスクが中程度(20~40%)の患者を86.1%の精度で同定することが可能であった。またこの結果は、別の症例群における検討においてもほぼ同等であることが検証された。
今回作成した決定木は、AT製剤の生存率改善効果が得られやすい対象群を同定するのに有用であり、今後臨床試験をデザインする際に役立つものと考えられる。