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血漿たん白の生理作用

3.特殊免疫グロブリン 14)

免疫グロブリン製剤のうち、特に治療効果を高めるために、ある特定の抗体を高濃度に含んだ製剤が特殊免疫グロブリン製剤です。

これは、特定の抗体価が高い血漿を原料として製剤化されたもので、現在、抗破傷風、抗HBs、抗D人免疫グロブリンがあります。

■生理作用

特定の抗原に対して効率良く結合し、その毒性や感染力を無くしたり(抗破傷風、抗HBs人免疫グロブリン)、自己が抗原を認識する前に効率よく結合し、自己の抗体産生を抑制したり(抗D人免疫グロブリン)します。

免疫グロブリンの基本的な作用を保持していますが、目的とする抗原との結合により特異的な効果を発揮する製剤です。

■日本血液製剤機構製品

1 抗HBs人免疫グロブリン
[ ヘブスブリン筋注用、ヘブスブリンIH静注抗HBs人免疫グロブリン筋注「JB」 ]

2 抗破傷風人免疫グロブリン
[ テタノブリン筋注用、テタノブリンIH静注 ]

3 抗D人免疫グロブリン
[ 抗D人免疫グロブリン筋注用「JB」 ]

詳細は電子化された添付文書を参照するとともに電子化された添付文書の改訂にご留意ください。

審J2312179
参考文献
  • 14)
    大谷 明監修:続医薬品の開発-血液製剤-、廣川書店、1992年

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